
電気工事
電気工事を、実現可能性の検討から受電まで
コンサルティング、設計・作図、据付、試験、試運転、retrofit、エネルギー診断。いずれも、その方式を描いた技術者自身が手がけます。
プラントコンサルティング
産業プラント向けの電気コンサルティング。実現可能性の検討から受電まで通して見ます。

プラントの電気範囲を一括で引き受けます。負荷リストと需要の算定、受電と変圧器の容量選定、配電構成、保護方式、接地までが対象です。すでに方式が決まっている場合は、設計当時の負荷ではなく現在の負荷を基準に見直し、合わなくなっている箇所ははっきりお伝えします。
- 負荷の算定、需要率、変圧器容量の選定
- 高圧・低圧の配電構成と、それに基づく単線結線図
- 保護方式と保護協調を、ETAP でモデル化して検討
- 大地抵抗率の実測に基づく接地・避雷設計
- 入札用の仕様書作成と技術評価
- 現場監理と、第三者の確認が必要なときの試験立会い
当社が携わる業種
- 変電所(AIS・GIS)
- 水力発電(小水力・マイクロ水力)
- 製鉄所
- 石油・ガス
- 荷役設備
- 選炭場
- プロセスプラント
- 水処理
- セメント
- 化学・肥料
- 医薬品
- フェロアロイ
- 鋳造
- クレーン(EOT、RTG、ゴライアス)
水力発電コンサルティング
小水力・マイクロ水力の電気・制御エンジニアリング。遠隔地の現場にも対応します。

発電機、調速機、励磁装置、開閉所を一つの系として扱います。小水力ではこれらが実際に一体で動くからです。ラダックやアルナーチャル・プラデーシュの現場で試運転を行ってきました。再訪に何日もかかる場所では、試運転の計画と予備品リストが図面と同じだけ重みを持ちます。
- 発電機保護、励磁、自動電圧調整
- 水車調速機とのインタフェースとユニット制御
- 開閉所の配置、保護、計測
- 所内設備 — 低圧配電、直流系統、蓄電池・充電器の容量選定
- 同期投入と系統連系
- 遠隔地での試運転。実際に使えるアクセス手段に合わせて計画
電気設計・作図
765 kV までの変電所、水力発電、選炭場、荷役設備、プロセスプラント。

配置図、結線図、計算書、保護方式を一式で発行します。施工業者がそれで施工でき、検査機関が承認でき、お客様の保全担当が十年後も読める形です。計算は結果だけでなく過程も示しますので、判断の根拠を信用ではなく確認で確かめられます。
- 765 kV までの変電所。気中絶縁・ガス絶縁とも対応
- 水力発電、選炭場、荷役設備、プロセスプラントの電気設計
- ETAP による系統モデル作成と保護協調の検討一式
- ディジタルリレーの整定。そのまま適用できる整定表として発行
- 現場の条件が変われば図面を改訂して再発行
設計一式に含まれるもの
- 保護・計測 SLD
- 低圧交流・直流配電 SLD
- 電気配置図 — 平面・断面
- ケーブルピット・ラック配置図と部品表
- 接地計算と接地配置図
- 避雷計算
- 照度計算
- ケーブルリストと相互接続図
- 高圧・低圧ケーブルのサイズ選定と電圧降下計算
- 変圧器容量の選定
- CT のニーポイント電圧
- 蓄電池・充電器の容量選定
- たるみ・張力計算
- 短絡電磁力の計算
- ETAP による系統モデル作成
- 保護協調の検討一式
- ディジタルリレーの整定
- PLC・SCADA 用 I/O リスト
開閉所の設計・試験・試運転
11 kV から 765 kV までの開閉所。ベイ配置と保護から、充電と引き渡しまで。

開閉所はプラントが系統とつながる場所であり、その出来は二つの日に問われます。充電した日と、事故を遮断しなければならない日です。ベイ配置と離隔距離から、busbar 方式、保護、接地マットまでを担当し、据付、試運転前点検、充電まで現場に残ります。気中絶縁でもガス絶縁でも、新設でも停止できない既設への増設でも、エンジニアリングの中身は同じです。変わるのは停電をどう計画するかです。
- ベイ配置、相間・区間の離隔距離、架構の荷重
- busbar 方式 — 単母線、主母線・予備母線、二重母線 — を、慣習ではなく運用条件で選定
- 保護、計測、制御の方式。リレー整定は整定表として発行
- 実測した大地抵抗率に基づく接地マット設計。歩幅電圧と接触電圧も確認
- 断路器、遮断器、CT、PT、CVT、避雷器の据付と試運転前点検
- 充電、負荷試験、記録を伴う引き渡し。運用中の開閉所への増設にも対応
対応する開閉所
- 11 kV
- 33 kV
- 66 kV
- 132 kV
- 220 kV
- 400 kV
- 765 kV
- 気中絶縁(AIS)
- ガス絶縁(GIS)
- ハイブリッド switchgear
- 線路・変圧器・母線連絡の各ベイ
- 運用中の開閉所への増設
- 接地マット・避雷
- 構内照明・低圧補機
据付・試験・試運転
電気工事一式の供給、据付、試験、試運転。

受電と引き渡しまで、自社の技術者が現場に入ります。すでに据付業者がいる場合は監理を担当します。その方が費用も抑えられ、既存の体制もそのまま生かせます。試験は自社の測定器で行い、合否の印ではなく測定値を添えて報告します。
- 高圧・低圧設備の据付と施工、または施工業者の監理
- 試運転前点検、ループチェック、機能試験
- 変圧器、switchgear、遮断器、リレーの定例試験と特殊試験
- 承認済みの整定値に基づく保護リレーの試験と校正
- 受電、負荷試験、記録を伴う引き渡し
- リレーを既設の SCADA にも、新設の SCADA にも組み込み
試験対象の機器
- 電力用・配電用変圧器
- GIS switchgear
- AIS switchgear
- VCB、ACB、SF6 遮断器
- 切替開閉器
- ディジタル・電磁式リレー
- CT、PT、CVT
- 避雷器
- 発電機・電動機
- 断路器・変換器
- リレー盤・計測盤
- busbar・ケーブル
盤の retrofit
老朽化した盤と設備を復旧させ、現在の負荷に合わせて保護協調を取り直します。

盤は、それが設計された当時の設備より長く使われます。健全な筐体はそのまま生かし、中で古くなったものを交換します。電磁式リレーはディジタルリレーへ、製造中止の遮断器は現行の同等品へ、配線と端末処理は運用条件に合わなくなっているところを。あわせて結線図を改訂し、図面と盤の中身を再び一致させます。
- 電磁式リレーをディジタルリレーへ交換し、整定をやり直し
- 製造中止の遮断器と電磁接触器を現行の同等品へ交換
- 改訂後の方式に合わせた配線のやり直し、端末処理、表示
- 結線図の改訂と、現在の負荷に合わせた保護協調の再検討
- 通信機能を追加し、古い盤から SCADA へ情報を上げられるように
- 停止期間の中で実施。お客様の停電計画に合わせて段取り
エネルギー診断・現地試験
実測に基づく診断、解析、状態試験。実現可能性報告書と予備品の供給も行います。

手を打つ価値のある診断は、銘板の値ではなく実測に基づきます。負荷を記録し、影響のあるところで力率と高調波を測り、実際に熱を持っている接続部をサーモグラフィで確認します。そのうえで、改善による削減額と、それにかかる費用を並べて報告します。変圧器と switchgear の状態試験も同じ形で報告します。
- 負荷の記録、力率と高調波の測定
- 通電状態での接続部、端末、switchgear のサーモグラフィ
- 変圧器の状態試験 — tan-delta、SFRA、部分放電、絶縁油の濾過
- 大地抵抗率の測定と接地抵抗の測定
- 費用を示した改善提案付きの実現可能性報告書
- 電気部品の供給
使用する試験測定器
- Omicron CMC 256 Plus
- Omicron CMC 356
- ISA リレー試験装置
- ELCID
- デジタル RSO
- 部分放電
- Tan-Delta
- SFRA
- CT アナライザ
- PT アナライザ
- VIDAR
- DCRM(超高圧遮断器用)
- サーモグラフィ
- 電力分析計
- 露点測定