制御の retrofit 中の CNC 工作機械。元の電気盤を開けた状態

工作機械

機械は問題ない。古いのは制御のほうだ

機械として健全な設備を、制御が生産終了したという理由で入れ替える必要はありません。制御を載せ替え、機械を止めている部品を供給・修理し、既製品で対応できない場合は一から機械を製作します。

CNC の retrofit・更新

お持ちの機械に新しい制御を。本来の幾何精度はそのままです。

新しい制御と操作盤を取り付けた CNC 工作機械

まず調査から始めます。見積りの前に幾何精度、バックラッシ、主軸とねじの状態を確認し、retrofit する価値がない機械ならそう申し上げます。価値がある場合は、その機械に合わせて制御を設計します。コントローラ、ドライブ、モータをその機械に合わせて選定し、発注前に結線図と I/O リストを発行します。制御盤は自社工場で製作・試験しますので、機械が生産を止めるのは工事全体ではなく据付の期間だけです。

  • 見積りの前に調査と実現可能性の確認。結果が否であればそのままお伝えします
  • コントローラ、ドライブ、モータはカタログではなく実機に合わせて選定
  • 制御盤は現場に届く前に自社工場で製作・試験
  • 据付時に軸の芯出し、調整、バックラッシ補正を実施
  • 引き渡し時にテストカットで精度を確認
  • 運転員と保全担当に、新しくなった制御の使い方を教育

retrofit の対象機械

  • CNC 旋盤
  • ターニングセンタ
  • フライス盤
  • VMC・HMC
  • 研削盤
  • 中ぐり盤
  • NC から CNC への変換
  • 専用機

CNC コントローラ

生産終了した制御を現行品に置き換え、予備品が今も買える状態にします。

制御の retrofit を経てそのまま使い続ける CNC 旋盤のベッドと案内面

部品がもう存在しないため、基板が一枚壊れただけで古い機械は何週間も止まりかねません。現行の制御プラットフォームなら、予備品は棚に戻り、サポートも電話一本で受けられます。制御は、その機械が行う仕事と、それを動かす人に合わせて選びます。一日中同じ部品を削るターニングセンタと、試作用のフライス盤とでは、必要な操作画面が違います。

  • 生産終了・サポート終了の制御を現行プラットフォームへ交換
  • もともと CNC が付いていない機械は NC から CNC へ変換
  • 操作盤と HMI はカタログ値ではなく実際の作業に合わせて選定
  • 機械 I/O、リミット、インタロックは流用せずに作り直し
  • パラメータ、PLC プログラム、バックアップを機械と一緒にお渡し

当社が取り付ける制御プラットフォーム

  • Fanuc
  • Siemens SINUMERIK
  • Mitsubishi
  • Delta
  • Syntec
  • それに合わせたサーボ・主軸ドライブ
  • 操作盤・HMI
  • 機械 PLC と I/O

サーボドライブ・モータ

ドライブ、モータ、encoder を軸に合わせて選定し、実機で調整します。

工作機械の制御盤に収めたサーボドライブのラックとモータ制御機器

サーボ軸は、ドライブ、モータ、フィードバック機器、そして機械負荷が互いに噛み合って初めて成り立ちます。近い型番に置き換えて制御ループを初期値のままにすると、追従誤差が出たり、受け入れられない仕上げ面になって戻ってきます。交換品は現状の軸に合わせて選定し — 慣性、負荷条件、ストローク — そのうえで実機で調整し、実際の切削で確認します。

  • ドライブとモータは実際の軸慣性と負荷条件に合わせて選定
  • encoder と位置フィードバックを交換し、原点を取り直し
  • 主軸ドライブと VFD。主軸オリエンテーションと同期タップにも対応
  • 制御ループは工場出荷時の初期値のままにせず実機で調整
  • ブレーキ、リミット、オーバートラベルの各回路は引き渡し前に動作確認

当社が扱うドライブとモータ

  • Fanuc
  • Siemens
  • Mitsubishi
  • Yaskawa
  • Delta
  • Schneider
  • ABB
  • Danfoss

CNC 補修部品

機械部品も制御部品も — 新品の供給、修理、在庫からの交換品、そしてどこも扱わなくなった部品の調達まで。

自社工場に並ぶドライブ盤と制御盤。出荷前に製作と試験を終えた状態

同じ一本の電話で届く相談が、実は四通りあります。部品が現行品で、買えば済む場合。故障した機器に、修理して戻す価値がある場合。機械がそのどちらも待てず、お客様の現品をお預かりする間に交換品を送り出す場合。そしてメーカーが十年前に制御のサポートを終えている場合です。最後のときは、もう一年探し回る費用と retrofit の費用を比べる場面であり、どちらが有利かははっきりお伝えします。対象は電子部品だけではありません。バックラッシの出たボールねじや、把握力の落ちたチャックは、基板が壊れるよりずっと前に機械を公差から外します。

  • 新品はメーカーまたは正規ルートから調達
  • ボールねじ、案内、主軸を交換し、その後にバックラッシと芯出しを確認
  • 故障した基板、ドライブ、モータは修理後に試験してからお返し
  • 停止時間の損失が部品代を上回る場合は在庫から交換品を出荷
  • メーカーがサポートを終えた制御向けの生産終了部品も追跡して調達
  • 電子部品は出荷前に導通確認だけでなく通電試験も実施
  • この先五回の修理より retrofit のほうが安いときは、はっきりお伝えします

供給・修理・調達する部品

  • ボールねじ
  • 送りねじ
  • LM ガイド・リニアレール
  • ガイドブロック・サポートベアリング
  • カップリング
  • タイミングベルト・プーリ
  • 摺動面カバー・ワイパー
  • 油圧チャック
  • コレットチャック・コレット
  • ロータリ油圧シリンダ
  • 自動刃物台
  • タレット・ツールディスク
  • ツールホルダ — BT、VDI
  • 心押台・クイル
  • 主軸軸受
  • ドローバー・プルスタッド
  • 油圧ユニット・バルブ
  • 給油ポンプ・分配弁
  • クーラントポンプ
  • チップコンベヤの駆動部
  • 空圧バルブ・FRL ユニット
  • CNC コントローラ基板
  • サーボ・主軸ドライブ
  • サーボ・主軸モータ
  • encoder・resolver
  • 電源ユニット・バックアップ電池
  • 操作盤・MPG ハンドル
  • 機械 I/O モジュール
  • リミットスイッチ・近接スイッチ
  • ケーブル、コネクタ、電磁接触器

専用機

既製品で対応できないとき、一つの工程を軸に製作します。

稼働中の機械が並ぶ機械工場の現場

専用機は、一つの作業を汎用機より速く、より安定して、より安全にこなすことで費用に見合います。ですから設計は、その工程と要求される生産速度から始め、そこから機構へ遡ります。標準のフレームを先に決めて、作業をそれに合わせるのではありません。標準機で足りるなら、そう申し上げます。そのほうが安く、売却時の価値も残ります。フレームと各動作、ドライブとモータ、PLC、HMI、空圧、安全回路までを一つの範囲として引き受け、設計した者が試運転まで担当します。他の機械と同じように資料を整えてお渡しし、引き揚げる前にお客様の保全担当への教育も済ませます。

  • 一つの工程と、守るべきサイクルタイムを軸に設計
  • 設置スペースと周囲の物流に合わせて寸法を決定
  • 標準機のほうが安く済む場合は、そうお伝えします
  • 機械、電気、制御のエンジニアリングを一つの範囲で担当
  • PLC、HMI、安全は後付けではなく最初から設計に織り込み
  • 引き渡し時に結線図、I/O リスト、予備品リストを提出
  • 引き揚げる前に、お客様の保全チームへの教育を実施
  • 現行品で、後からでも調達できる部品で製作

製作に含まれる範囲

  • フレームと各動作
  • サーボ・空圧による駆動
  • PLC と HMI
  • 安全回路とガード
  • 制御盤
  • 治具
  • 据付と試運転
  • 運転員教育

その機械の状態をお聞かせください

メーカーと型式でも、載っている制御でも、動かなくなった箇所の説明だけでも構いません。当社の技術者からご連絡します。

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